まずは、昨日の続きですが変化はありません。
効果が出てきて徐々に
硝酸塩が減少しても、それが還元能力の最大値を示すものではないので、この実験はこれで終わりにして、別の方法で確認したいと思います。
ここで今までの実験のまとめをしたいと思います。
これまでの実験結果を基に、本水槽での1日当りの
硝酸塩生成のグラフを描くと下のようになります。
グラフ
・プロテインスキマーは、1日の汚水排出量とその有機物濃度(COD)から有機物を算出し、それを濾過した場合の
硝酸塩量に換算したものです。
・還元BOXは、その有無で
硝酸塩を測定し、1日当りの処理量を算出したものです。
・残
硝酸塩は、還元BOXを水槽に入れた状態で1日当り増加する硝酸塩量です。
<まとめ>
1.現状のプロテインスキマーの効果は、僅か1%ぐらいで、ほとんど効いていないというのが分かります。
2.還元BOXは結構効いていました。もう1個追加すると85%ぐらいの硝酸塩が処理できそうなのが分かります。
3.ここに実験水槽でのリング濾過材シポラックスの効果を本水槽に換算して載せたかったのですが、直接、実践でテストしてみたいと思います。
<参考:還元BOX>
裸の硝酸塩生成量は1日当り5mg/Lでした。
150L水槽ですから、
750mg/日の生成となります。
還元BOX使用したときは硝酸塩増加量20mg/L÷7=2.86mg/L
還元BOXで還元された硝酸塩の量(1日当り)
5-2.86=2.14mg/L
2.14mg/L×150L=
321mg <参考:プロテインスキマー>
プロテインスキマーの1日当りの汚水の量0.7L
(かなりオーバースキム気味)
その有機物濃度(COD) 10mg/L
排出された有機物(COD)の量 10mg/L×0.7=7mg
この有機物(COD)を硝酸塩に比例換算すると
実験水槽で冷凍シュリンプ4個を溶解して、濾過後35mg/Lの硝酸塩に
なりました。
16mg/L(COD)→ (35-16)=19mg/L
15Lの水槽ですから
16mg/L×15L → 19mg/L×15L
CODは有機物を酸化する場合に必要な酸素の量として測定したものと
いうことです。
有機物が酸化してNO3になったわけですから、NO3の酸素分O3が
CODの量と同じでそれに窒素の分が少し重くなっていると解釈してます。
合ってる?
排出された有機物(COD)7mgが濾過されたとすると
生成される硝酸塩の量は比例換算で
7mg →
8.3mg<今後>
1.本水槽のプロテインスキマーは撤去する。
2.本水槽の外部フィルターにリング濾過材シポラックスを投入し還元のテストを行う。
3.実験水槽で、実際に小さな魚たちを飼ってみる。
・飼育環境下で硝酸塩とリン酸塩の発生量の測定を行う。
・鉄釘の効果を見る。
これで、ようやく魚たちを飼うことができるようになりました。 むりやり
どんなのにしようか迷ってます。
では、また。
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tag : 海水魚硝酸塩
還元BOXの働きもいいですね!約半分処理できるとは。
また新たなる実験を始められるようで楽しみです。
実験水槽もろ過は立ち上がってますから直ぐに生体を投入できますな~(^^♪
サンゴ水槽とかどうですか??
実験水槽、実は訳あって完全にリセットしました。サンゴ砂も入れ替えて。で、もう生体入ってます。リュウキュウムシロガイ2匹。(笑)
サンゴ水槽いいですね~。まだ、まだ、先ですけど、もしそうなったら教えてくださいね。
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